殺菌作用のある食べ物

風邪をひいたり、体の各部の感染症などの細菌が原因の病気になった場合、医師に診てもらうと、抗生物質を投与されます。抗生物質の中でもサワシリンという薬が特に感染症に対して効果があるので、よく用いられます。しかし、サワシリンはまた、副作用もあります。下痢や吐き気といった比較的症状の軽いものから、ショック症状といった重篤な症状を引き起こすことがあります。また、アレルギー症状が出ることもあるので、サワシリンは、特に子供に対しては注意して投与する必要があります。
感染症にかかってその症状が重い場合にはサワシリンを使用することも必要ですが、症状が軽いうちや、細菌性の病気にかかりにくくするためには、殺菌作用のある食べ物を摂取することも有効です。
殺菌作用のある食べ物として有名なのはネギです。風邪をひいたときには喉に巻くとよいという民間療法も、昔から伝えられているくらいです。ネギには殺菌作用や細胞を活性化させる作用のあるアリシンという物質が含まれています。また、ネギの他ににんにくにも含まれています。
酢の主成分である酢酸も、強力な殺菌作用があります。酢酸のある環境下では、食中毒の原因菌が生息できません。昔から押寿司は保存がきくことが知られていますが、これも酢酸の作用によるものです。特に60℃程度の温度環境下では、酢の殺菌効果が高くなるので、お弁当などのご飯を炊く際には酢を少量混ぜておくと効果があります。ただし、酢酸は胃酸と同程度の強い酸性ですので、そのまま飲むと消化器に負担がかかります。
お弁当などに良く用いられる梅干しも、殺菌効果のある食べ物です。梅干しにはクエン酸やリンゴ酸等の有機酸が多く含まれており、この有機酸がサン効果を発揮します。更に、胆汁と作用することで、食中毒の原因菌の増殖を防ぐ効果があります。